スティレット製作番外編。
今回は『フレームアームズ』を製作するときに注意しておきたいことを紹介しようと思います。
フレームアームズを知らない方にすこし説明しますと、これは模型メーカーのコトブキヤさんから販売されている、オリジナルロボットシリーズのことです。
特徴は、このような『フレームアーキテクト』というものに、外装を取り付ける形で組み立てていく点です。
このフレームアーキテクトはほぼ完成状態で入っているため、完成させるためのパーツは少な目で、割と簡単に組み立てることが出来ます。
組み立てるとこんな感じになります。これはスティレットという機体ですが、現在は本当にたくさんの種類が発売されています。
フレームアームズにはかっこいい機体が多くあるので、作ってみたいと思った方も多いと思います。(FAガールの方がいい?)
ですが、ガンプラとはちょっと勝手が違いますので、今回は組み立てるときに、ちょっと気を付けた方が良いんじゃないかな、と思う点をいくつか書いていこうと思います。
その1 パーツがよく外れる
FAには、フレームアーキテクトが同梱されているんですが、これはほぼ完成状態で入っています。つまり、組み立てる必要がありません。
ですがこれ、組み立ててあるだけで、特別に剛性が高いわけじゃありません。普通にゲート跡もあちこち見えます。
そしてこのフレームアーキテクト、動かしているとパーツがぽろぽろとよく外れます。
ありえない可動範囲の広さと組み替えが可能、という特徴があるせいなのでしょうが、これがまたけっこうなストレスなんですよね。
スティレットを組み立てるにあたって、特に外れるな、と思った場所はこちらです。
①股の可動軸
②股の接続部分
③腕関節の接続部分(ここは個体差があるかも)
とにかくいろんな箇所が外れて、付け替えることが出来るため、外れやすい箇所も出てきます。
おそらく個体差もあるんですが、実際に組み立てパーツが外れるのが問題だと思ったら、接着してしまうことも考えた方がいいと思います。
私は①と②を接着し、各関節を繋ぐ軸を塗装をしたに固定する予定です。
まとめ
フレームアームズはパーツがよく外れます。
素体だけでなく、外装も外れやすい所があります。
イラっとしてしまったら、固定することを検討しましょう。
ただし、流し込み用の接着剤を使うと思わぬところが固定されてしまうことがあるため、注意してくださいね!
その2 組み立てたあと印を付けよう!
次は組み立てた後にやっておいた方がいい事です。
FAは、組み立ててしまうと素体のアーキテクトはほぼ隠れて見えなくなります。
ですが、一部露出してる部分があります。上でも書きましたが、フレームは組み立てたあるだけなので、ゲート跡も普通に残っているのが確認できると思います。
関節部分が特に多いですね。
ですので、合わせ目などの処理が必要な部分を、油性ペンなどで印を付けておくことをお勧めします。
外装を外してしまうと、意外に処理する場所が分からなくなってしまうんですよね・・・。
まとめ
これは塗装をする方向けです。
素組みをして、処理が必要なフレームの部分に印をつける、です。
見えるところだけ処理をしたほうが、ずっと楽だと思います。
その3 きちんとヤスリを掛けよう!
コトブキヤさんのキットは、全体的にヒケが多く、しかも深いです。
ヒケを消す時はヤスリを掛けるのが普通ですが、あまりにヒケが深いと、ヤスリ掛けでパーツそのもの形を変えてしまいかねません。
ですので、場所によってはラッカーパテなどを併用すると良いと思います。
で、ヒケと言うのは『パーツの歪み』です。
ヒケが多く、深いということは、パーツが外れやすかったり、逆にきつかったり、はめ合わせが悪かったりするということがあります。
合わせ目なんかも、がっつりと隙間が空いていることもありますね・・・。(最近はそこまでひどいのは少ないですが)
でも、そういうものだと思いましょう。
外れやすければ接着を、きつい場合はピンを削ったりして調整をしてあげましょう。
隙間はパテで埋めて、消してしまえばいいです。
まとめ
コトブキヤさんのキットはヒケが多く、深いです。
ヒケを消すためにヤスリを掛けるときは、パーツそのものの形を変えないよう注意です!
また、外れやすい、きつすぎる、はめ合せが悪い、というパーツが発生する場合もあります。そういうときは、接着したり、削ったりして調整してあげましょう。
「え! 難しそう!」と思うかもしれませんが、模型を作るのに慣れていれば全然問題なくできる作業です。
むしろ、手間がかかるキットを大事に作っているんだ! と愛着を込めて組み立てていくと良いと思います。
その4 塗装をするならよく洗おう!
これはコトブキヤさんのキットだけというワケではないですが・・・。
プラモデルのパーツというのは、金型にプラスチックを流し込んで作ります。
そのとき、金型からパーツが外れやすいよう、離型剤というものを塗っておくんですね。
この離型剤というものが残っていると、塗装をしたときに色をはじきます。ですので、塗装をする方はこの離型剤を落とすために中性用洗剤でガシガシと洗います。
繰り返しますけど、離型剤はプラモのパーツには必ずついています。
ですが、KOTONUKIYAさんのキットは離型剤けっこう強めの印象で、パーツを良く見ると、目に見えてテカテカとしているものもあるんですよ。
ですので、もし塗装をしようと思っている方は、中性用の洗剤を使って、がしがしと洗ってしまいましょう。
ちなみに、パーツにヤスリを掛ける方は、後でまとめて100円ショップのザルにでも入れて洗えばいいと思います。
ランナー状態で塗装をしてしまいたいっていう方は、ランナーのまま洗ってしまうのが楽ですね。
まとめ
こちらも塗装をする方向けです。
パーツは、塗装(またはサフ吹き)をする前に中性用洗剤でよく洗いましょう。
特にコトブキヤさんのキットは離型剤が強めと思います。
終りに~FAを作ってみよう!
以上で、FAを組み立てるときに注意しておきたいこと、になります。
現在、FAには沢山の種類が発売されています。ですので、探してみれば必ず自分のツボにはまる機体があると思うんですよね。
まあ、最近ではFAG(フレームアームズガール)っていうフレームの部分が女の子に置き換わった商品も発売されていて、今ではこっちの方が人気があるんですけど・・・。
なにはともあれ、このFAシリーズ。ガンプラとは勝手が違いますが、作ってみたいという方がいましたら、ぜひとも挑戦してみて欲しいです。
ガンプラとは違うデザインの機体と、自由度の高さがウリです。作ってみれば、きっと楽しいと思いますよ。