前篇では接着剤を使って物理的に消してしまう方法を紹介しましたが、今回は合わせ目を誤魔化してしまう、という方法になります。
写真はスティレットというキットの肩のパーツになりますが、真ん中に合わせ間があります。
ではさっそく、この合わせ目を誤魔化してしまいましょう。
合わせ目を誤魔化す方法
とはいえこれ、やり方自体はすごく簡単なんです。
赤い線が入っている部分が合わせ目になる場所なんですが、その面の角をデザインナイフを使って落としてやるだけです。
デザインナイフは、カンナ掛けのようにして使用します。
そうすると、ただの合わせ目がモールドのように見えます。
たったこれだけです。
この合わせ目消しの特徴は、パーツが外せる状態のままになっている、と言う所です。
前篇で紹介した接着剤を使った合わせ目を消しは、パーツを接着してしまうので外せなくなってしまいます。
場所によっては、パーツを外せる方が後々楽だったりするので(例えば塗装するときとか)前篇のものと合わせて活用すると、よりかっこいいプラモが作れると思います。
場合によっては、こういう風に途中からプラ板を貼って、単調にならないようにするのもいいですね。(これはけっこうやっつけですが・・・)
反対側にだけ接着すれば、パーツは問題なく外せます。
つまり、中途半端に合わせ目の線が出ているから不自然に見えるんですよね。
彫り込んでしまって、「合わせ目? いえいえ、最初っからこういうディティールですよ?」と誤魔化してしまうのが、この方法となります。
簡単なので、ぜひ試してみてくださいね。
注意点!
そしてちょっと注意点です。
この方法は、時間もかからず凄く簡単にできるんですが、こういうディティールは場所によっては不自然に見えたりします。
いたるところがこういう段落ちモールドばかりになると誤魔化すどころか逆に目立ってしまうので、あまり多用せず、場所を考えながら使うことをお勧めします。
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