暑いですね、皆さん。夏、と言えば水陸両用のMSですよ!
ということで、今回は積んでいたHGUCゾゴックを制作しました。
ゾゴックはかなり好きなMSで、愛嬌のあるデザインというか、めっちゃロボっぽいと言いますか、なんか不思議な魅力があります。旧キットも作っていますからね。
今回のHGUCのゾゴックはちょろっとウェザリングをして仕上げてみました。
HGUCゾゴックの製作

サムネはちょっとふざけてますが、制作の方がいたって真面目です。
ゾゴックはアニメで登場する機会がほとんどないんですが、古いMSということでウェザリングをして仕上げています。


まずなんですが、本塗装に入る前に、ピンクのサフを吹き、その上にグレーを各所に塗りました。
航空機のプラモデルでは、パネルラインに沿って濃いグレーを吹いてグラデーションを表すテクニックがあるんですが、それをちょっと真似てみた感じです。

本塗装を終えるとこんな感じです。
実験的な意味合いもあったんですが、まあまあ面白い効果が出ました。

この写真が分かりやすいんですが、下地のグレーが上の赤を透過して、ちょっと重いような汚れているような感じにできました。
ガンプラのパッケージ絵ってこんなふうに基本色の上にグレーが透けて見える感じなっているんですよね。もうちょっと実験してみたいかも。
HGUCゾゴックにウェザリングを施していく

次は本格的にウェザリングをしていきます。
主に使用するのはこちらウェザリングカラーの「マルチホワイト」です。
ちなみに、ウェザリングの前に、さっとつや消しクリアーを吹いています。
つや消しを吹いた理由は、ウェザリングの色を乗りやすくするためです。
ただ、あんまり強いつや消しにすると、ウェザリングの色が滲んでしまったり拭き取れなくなってしまうのでその点は注意です。
あくまで、さっと吹きます。
全身をフィルタリング

ゾゴックは水陸両用のMSなので、主な汚れは水垢になると思うんですよね。
水垢は乾くと白くなるため、まずはマルチホワイトを使って、全体をフェルタリングしていきます。

やりすぎたな、と思ったらティシュでぽんぽんと叩いて拭き取ればOKです。

良い塩梅になるまで繰り返します。
個人的には、溝とかに白く色が溜まっているのがいい感じだと思ったりしています。
ストレーキング 汚れを書き込む

次は、汚れが垂れてスジになっている状態を書き込んでいく「ストレーキング」という作業です。
ストレーキングとは雨だれとか、水や汚れが流れた後を書き込む作業のことです。
水は上から下、に流れているはずなので、マルチホワイトの濃い目の塗料を塗り、それを綿棒で上から下に引っ張っていきます。
それによって、下に流れた水垢を表現していきます。
ガイアエナメル塗料のオイルと煤を塗る

あとはガイアノーツさんのエナメル塗料「オイル」で、関節やオイルが漏れだしてきそうな場所を塗っています。

バーニアには「煤」を使っています。
このガイアノーツさんのウェザリングエナメル塗料、すごくいいですね。ピグメントが入っていて、めちゃくちゃ質感がいいです。
全体を見つつ、ちょうどいい感じになりましたら、最後にもう一度つや消しクリアーを軽く吹いています。
逆に汚さなかった場所

今回は軽いウェザリング仕上げですが、意図的に汚さなかった場所もあります。
まずは、クリアパーツ。
本当は汚れていてもおかしくない場所なんですが、ここはかなり印象を変える部分なので、綺麗なままにしています。
あとはクリアパーツの内部のフレーム。
ここはちょっと汚れずらいんじゃないかと思ったので、そのままにしてます。
シルバーでドライブラシくらいはしてよかったかもしれませんが。
あとは頭部のブーメランカッターですね。
ブーメランカッターは補充可能な武装なので、あんまり汚れていると逆におかしい気がします。
ぶん投げたブーメランカッターをわざわざ回収に行くこともないと思いますし。
きっと出撃前には新しいものが装着されるだろう、という考えで汚していません。
HGUCゾゴック その他のポイント

HGUCゾゴックの製作はこんな感じです。腕の識別帯(?)は本来は白ですが、好みで黄色にしているくらいですかね?

それと、自分はガンプラを作るときに「全部のパーツを作らなくてもいい」というスタンスを持っています。
これは、働いていて時間がない、と言うのもあるんですが、全部無理に仕上げなくても、『自分が作りたいものを作ることができればそれでいいかなー』と言う考えです。
今回は、夏っぽいお遊びのゾゴックが完成すれば満足だったんですね。
同じ理由で、変形するプラモデルは変形させないことを前提に作ったりします。
オマケパーツ

夏っぽさを演出した帽子と浮き輪は100円ショップのセリアから買ってきました。
実は去年購入して今年は見当たらなかったり。別の店では売っているんですかね?
浮き輪はきっとガルプラと絡めても面白い。

で、あとこの台座も、セリアで購入して、ニスを塗って仕上げています。

こんな感じで下が開くので、キットの使わなかったパーツをしまっておくことができます。
まとめ

と、いうことで今回はHGUCゾゴックの制作過程を紹介しました。
すこしふざけながらも、水陸両用のMSとしてウェザリングをして仕上げてみました。
ジオン水泳部はなかなか愛嬌のあるMSが多いので、こういう作品があっていいと思います。
本当は海をテーマにして海岸っぽいヴィネットにする予定だったんですが、マテリアルが足りずに断念しました・・・。もしかしたらこれから作るかもしれませんが。
しかし、今年も暑いですね。
皆さんも、熱中症にはお気をつけて夏を楽しみましょう。それでは。