カーモデルと言えば研ぎ出しをしてつやっつやのボディにして仕上げる、というのが主流です。
とはいえ、研ぎ出し作業ってかなり面倒で、難しい作業です。そのせいでカーモデルを敬遠している方もいそうですよね。
ですが、つや消しで仕上げたカーモデルもカッコいいと思うんですよね。
そんなわけで、今回はつや消しでカーモデルを作ってみたいと思い、ハセガワさんのスカイラインGTRを制作してみました。
いくつか反省点ある完成品とはなってしまいましたが、制作内容を紹介していこうと思います。
ハセガワ スカイラインGT-R NISMO 製作

ハセガワさんの「スカイラインGT-R NISMO」は割と新しいキットということもあり、特段難しい点もなく、さくさくと組み立てることができました。
つや消しにする、というのは先に決めていたんですが、色については迷走していて、いちど「ペイントリムーバー」を使って塗装を落としています。

シャシーはボディ色で塗った後、大きい箇所をエアブラシで、細かいところを筆で塗り分けています。
ここは完成後にほとんど見えなくなるところなので、筆で塗り分ける程度でいいと思っています。

その点ともうひとつ。
やってみたことがないことに挑戦してみようかな、と思い、ボンネットにカーボンデカールを貼ってみました。
これがまた、なかなか大変だったんですが、初めてにしてはそれなりに上手に貼ることができたかと。
実車でもボンネットがカーボンになっている車はありますが、正直、なんでカーボンにするかとか、こういった事情に詳しくは無かったり。
カーボンデカールの貼り方については、別の記事で紹介しています。
ハセガワ スカイラインGT-R NISMO 完成

そんな感じで作ってみたハセガワさんの「スカイラインGT-R NISMO」。
つや消しにしてみたらどんな感じなのかな、と思いましたが、十分カッコいいのではという感じですね。
カーモデルに興味はあるけど研ぎ出しがネックになっている方は、つや消し仕上げで作ってみてもいいと思います。

ただ私の腕が問題なんですが、このキット、失敗しているところが多々あります・・・。
まずは、窓ガラスが上手く塗装できずに綺麗にいかなかった点。
そして、接着も綺麗にできていません。ちょっとズレてるんですよね、窓ガラス。きちんと合わせをして慎重になっておけばよかった・・・。
窓ガラスはボディの塗装と同様に、めちゃくちゃ見栄えに影響するのでホントに要注意です。
分かっていたつもりだったんですが、やりきれませんでした。自分的にもかなり減点です。

次の反省点です。
このキットはエンブレムをボンネットに付けなければいけないんですが、キット付属のパーツがかなり分厚く、不格好になってしまいました。
どうしても気になったので接着した後、剥がしてデカールだけを貼ろうとしたら、接着していた箇所が汚くなってしまったんですよね。
ここはつや消しクリアーを吹いても消せなかったので、ガンプラの余っていたシールを貼って誤魔化しています(緑色のメタリックシールの部分です)
このキット、エンブレムだけはやたらと分厚いのでその点は注意です。

最後はこちら。
ルームミラーを紛失しています。しっかり管理していたはずなのになぜ……!
カーモデルにも慣れてきたかなーと思ってきましたが、まだまだこういうことしてしまうんですよね。着実に進歩はしているはずなんですが。
と、反省はこれくらいにしまして。
今回、X(旧Twitter)で活動しているSOFさんの写真に憧れて、写真を撮るときに使う台座のようなものを用意してみました。(私は後ろが森だけど)
SOFさんの写真、塗料ビンが写っていますが、本物かよ、ってクオリティですよね。

本家のものと作り方は違いますが、とりあえず似たものを、さっと作ってみようと思い、スチレンボードにタミヤの「情景テクスチャーペイント」を塗ってみました。
作った後、もっと大きなスチレンボードにすればよかったと写真撮って気付きましたが・・・。これだけでもじゅうぶん、雰囲気は出るかなと。
詳しい作り方はSOFさんの著書「SOF式オートモデル製作術」で説明しています。
SOFさんは、このクオリティのカーモデルを凄いペースで完成させており「時短×完成度の最大化」をモットーにしています。
そんな時短テクニックを余すところまで紹介している良い本です。カーモデルに興味がある方にはぜひ。
使用したクリアーについて
ちなみに、使用したつや消しクリアーは「GXスーパースムースクリアー つや消し」です。
ざらつくような強いつや消しはさすがにやりすぎかな? と思ったのでこちらを選びました。
ガンプラでも結構使いますが、つや消しながらそれほどキツイつや消しになりません。思った通りいい感じのつや消しになってくれています。
これではなく、半艶のクリアーを使ってもいいかもしれませんね。
まとめ&反省点

以上でハセガワのスカイラインGTRの製作でした。
つやつやのカーモデルもカッコいいですが、やはりつや消しでもカッコいい! ということで、選択肢一つになります。
手間をかけるのであれば、クリアーコートして、しっかりデカールの段差を消して、最後に艶消しクリアーを吹く、ということをした方がいいですけどね。
しかし、このキットは完成度のが高いので作っていて楽しかったです。ライトのディティールなんて本物みたいですからね。

スカイラインと言えばとんでもなく有名なスポーツカーですし、模型もハセガワさんの他、タミヤさんやフジミさんからも販売されています。
今回は仕上がりに納得がいかなかったので、機会があればまた作ってみたいですね。
ツヤを出すだけがカーモデルではないと思うので、興味がある方はぜひ作ってみてください。それでは。