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ウェザリングはトップコートをした後にするのか? それとも前にするのか?

ガンプラを塗装した後、仕上げにトップコートをする(艶消しクリアーなどを吹く)方は多いと思います。

ですが、ウェザリング(汚し)を入れる場合、トップコートをする前にやるのか、した後にやるのか、迷うことは無いでしょうか?

 

結論から言うと、ウェザリングをするタイミングは、どちらでも構いません。

ただ、どんな汚しを入れるのか、によって意味が出てきます。

もし迷っている方がいましたら参考にしてみてください。

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トップコートをした後にウェザリングをする場合

まずは、トップコートを吹いた後にウェザリングをする場合です。

もしガンダムなどが実在したら、ロールアウト(完成)した後に、戦闘などで汚れが付くことがほとんどです。

つまり、トップコートを吹いた状態が『完成』だとすると、その後に汚れを書き込んだ方が『自然』とも言えるんですよね。

 

ただ厄介なところは、本物っぽくウェザリング塗装をするには、手間もかかるし、難しい、ということです。

艶消しクリアーなどを吹いた後に汚れを入れたからって、かっこいい汚れになるとは限らないんですよね。

ちょっと繊細な問題ですね。

 

ですが、『泥』などの立体的な汚れは、トップコートをした後に付けた方が自然です。(写真はクレオスのウェザリングペースト。泥汚れにピッタリの便利アイテムです)

トップコートを吹くと全体が同じ艶になってしまうので、まとまりは出ますが、不自然な点も出てきます。

『泥』が機体と同じ艶になっていたら、ちょっと違和感が出ると思いませんか?

 

また、トップコートは塗装の保護も目的としています。

トップコートの後からウェザリングをすると、せっかく入れた汚れが剥がれてしまいやすい、というデメリットもありますね。

トップコートをする前にウェザリングをした場合

トップコートをする前にウェザリングをするメリットは『統一感が出る』こと『塗膜の保護』ができることです。

ウェザリングは汚れを再現した塗装と言えます。

最終的に艶消しで整えてしまうと、やっぱり全体の統一感が出るんですよね。

『本物の汚れ』という点から考えると不自然かもしれませんが、プラモデルは全体の統一感があったほうがカッコよく見えることが多いです。

 

また、ウェザリングマスターや粉を擦り付けるタイプのウェザリングは、触ればすぐに取れてしまうので、トップコートをした方が無難です。

『泥』みたいな立体的な汚しに保護の効果はあまりありませんが、クリアーで一枚コートしてあげた方が、せっかく入れたウェザリングが無駄にならずに済みますね。

まとめ

トップコートのタイミングは、どちらでもよく、正解というものはありません。

ただ、目指した完成品や、やりたいウェザリングによって変えたほうがいいよ、というのが私の考えです。

本当にリアルな汚しに挑戦するならトップコートをした後。(特に泥などの立体的な汚れ)

汚れ塗装の保護や、キットを綺麗にまとめたいなら、トップコートの前に入れた方がいいと思います。

 

ちなみに私は、トップコートはウェザリングの後から吹く、という方が多いです。

ウェザリングは、勢いでやってしまっても、それなりになってしまうのがいいところ。

汚れを繊細に追求するのもいいんですが、ささっとやってしまって、全体のまとまりの方を優先してしまいますね。

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