今回は、エアブラシを使って、ちょっと変わった塗装方法を紹介しようと思います。
その名も『大理石塗装』です!
写真に映っているように、まるでプラモデルのパーツを大理石や天然石のように塗装する方法です。
手順さえ踏めばすごく簡単なので、ちょっと試してみませんか?
大理石塗装のやり方
まずは「大理石風の塗装方法」を紹介します。
最初は、下地としてグレーを吹きます。
次にウェットティッシュを用意します。
できれば、あまり厚みがないタイプがいいですね。
そのウェットティッシュを両手でぎゅーっと引っ張ります。
するとウェットティッシュの繊維が伸びるてくるんですが、千切れない範囲で止めておきましょう。
これで準備が完了です。
次は、そのウェットティッシュを塗装するパーツに、くるっと巻き付け、後ろ側をクリップなどで固定します。(見づらくて申し訳ない)
そしてそのまま、白を塗ります。
乾燥後、ウェットティッシュをはがすとこのように、まるで大理石のような模様になっています。
ウェットティッシュの広がった繊維が、いい感じにマスキングの役割を果たしているんですね。
そのままでも十分、大理石っぽいですが、クリスタルカラーの「ムーンストーンパール」を重ねると艶も出て、本当に大理石のように。
クリスタルカラーはあまり使われていませんが、誰でも簡単にできるパール塗装なので、おススメです。
天然石風の塗装のやり方
大理石風の塗装のやり方を応用すれば、宝石のような塗装をすることできます。
まず下地に黒を塗装し、同様にウェットティッシュで覆います。
今度は上にシルバーで塗装します。
同じように、このような模様になります。
そしてそのあと、クリアーカラーをコートします。
今回はガイアカラーの「蛍光ブルーグリーン」を使ってみました。
塗装後です。
どうでしょうか。黒い部分も相まって、天然石のように見えませんか?
これは、言ってしまえばキャンディ塗装の応用です。下地のシルバーの部分だけが、クリアカラーを透過して綺麗なメタリックになり、天然石のように見えます。
このあとに本当のクリアー(透明)でコートするとさらに艶が出て綺麗になりますよ!
ちなみに、クリアーコートに蛍光カラーを使ったため、暗闇でブラックライトを当てれば光ります。
これはこれですごく綺麗です。蛍光塗料って面白いでしょう?
もちろん、上に重ねる塗料を変えれば、様々な色で天然石風の塗装ができます。
こちらはクレオスの「GXディープクリアブルー」を使用してみました。
青系は無難に綺麗だと思いますが、オレンジとかあまり現実には見ない色も面白いと思います。
ガンプラにはどう活かせるのか?
大理石風の塗装は、すごく綺麗であるんですが、ガンプラやプラモデルに行うと、かなり「遊び心」の目立った作品になります。
ガンプラの中では「キュベレイ」など、曲面が美しい機体には似合いうと思いますが、キットを選ぶのも確かですね。
また、肩アーマーだけやってみるとか、ピンポイントで使ってみるのもいいですね。
面白いアイキャッチとなってくれると思います。
大理石塗装のまとめ
大理石塗装は、キャンディ塗装の応用の塗装方法です。
ウェットティッシュを引き延ばしてマスキングをして、塗装を重ねていくことで、その独特な模様を再現しています。
クリアカラーを使えば、宝石みたいな輝きにもできますね。
ガンプラに使うとかなり遊び心が感じられる作品になりますが、きっと目を引くものとなると思います。
エアブラシが必要な塗装ですが、ぜひやってみてくださいね。