ランナー塗装でガンプラを作る。6~7日目です。
今回は、ランナー塗装でゲートを切った後の処理や、細かい塗り分け、組み立ているときに気になった部分を修正していく、という作業をしていきます。
ゲートの跡を誤魔化す方法
まずはランナー塗装をした後のゲート跡の処理ですね。
ランナー塗装だと、どうしても切り取った時に地のパーツの色が露出します。
ここを誤魔化す方法は3つほどあります。
ゲート跡をごまかす方法① 筆でリタッチする
ひとつは、同じ色を筆でちょこっと塗ってしまう方法です。
誰でも思いつく方法ですが、これだけでもほとんどわからなくなります。
写真は面倒筆でちょっとゲート跡を塗った状態ですが、パッと見てもほとんどわかりません。
綺麗な状態で完成させたい、という方におススメです。
ゲート跡をごまかす方法② ウェザリングをする
次は、ウェザリングをしてしまう方法です。
色が出たゲート跡の上からスポンジチッピングを行うとほとんどわからなくなります。
けっこう派手目のウェザリングが必要になりますが、かなり自然に誤魔化せます。
ただ、あまりやりすぎたり、場所によってはわざとらしく見えたりもするので注意が必要ですね。
ゲート跡をごまかす方法③ プラチップを上から貼ってしまう
最後は短冊状に切ったプラ板を同じ色で塗装し、上から貼ってしまうという方法です。
写真ではちょっとわかりずらいんですが、ゲート跡の上からプラチップを貼り付けると、ディティールっぽくなって上手く隠してくれます。
ただし、これも場所は選びますね。上手くやるといちばん綺麗に見えますが、やっぱりやりすぎには注意です。
プラ板の接着は塗装面を侵さない『エポキシ系接着剤』を使うのがお勧めです。
完全に乾く前なら、エナメル溶剤ではみ出たところをふき取れます。
ちなみに、ゲート跡をごまかす方法は、場所によりけり、やりすぎ注意、と書いていますが、必要以上にビクビクする必要はないかと思います。
ランナー塗装という工程を大胆に切ってしまう製作をしているので、どんなに風になろうとも、「え? 別に問題ありますか?」と開き直る気持ちが大事です(笑)
「仕事で忙しくても全塗装するぜ! 色も変えちゃうよ!」をテーマに製作しているので、大胆にいきましょう。
組み立て途中の修正や部分塗装
さて、組み立てていると、どうしても気になる場所が出てきます。
基本的に塗装をしているので、修正するのはどうしても気になったところだけになりますが・・・今回はバックパックのウイング部分がどーしても、気になりました。
あまりにも・・・これでもかというくらいヒケが目立ちます。
ヒケの修正
最初のランナーチェックの時に気付ければよかったんですけどね。
デカールを貼ってつや消しスプレーを吹けば誤魔化せるかな・・・? と思いましたが、多少の手間がかかっても、ここは修正することにしました。
ヤスリを掛けて再塗装しています。
こう見るとやっぱり綺麗になったのでやってよかったな、と思いますね。
塗り分けを考える
塗り分けなんかも考えていなかったので、この時点で行います。もちろんやるのは気になったところだけ、です。
HGCEインフィニットジャスティスはほとんど色分けがされているのですが、ライフルやシールドの裏がどうしても気になりました。
シールドは裏側をグレーで塗ればいいんですが、ライフルはちょっと厄介ですね。
白い○の部分だけ赤いという仕様です。
なぜここの色分けは頑張ってくれなかったのか・・・。ライフルは手に持っているものですし、どうしてもここだけは気になります。
いちおう付属シールで対応はできるんですが、塗りました。
白⇒赤⇒付属シールでマスキング⇒メカサフ・スーパーヘヴィで塗装しています。
アーマー裏などを筆塗りする
他の細かい所の塗り分けはエナメル系塗料の筆塗りでおこなっていきます。
ちょっとこだわったのは、ちらっと見えてしまうアーマー裏です。
ここは『つや消し黒』で塗りつぶしておきました。
アーマーの裏面も赤いままだとけっこう目立つんですが、黒く塗ってしまうと影のようになってほとんど目立ちません!
本当にちらっとしたところから見える位なんですが、効果はかなりあります。
つや消しの黒は筆ムラも目立たないので、ここはこだわりたいところです。同じように肩アーマーの裏も塗っています。
ちなみに平行してすみ入れなんかもやっています。
赤い部分はブラウン。白い部分はグレーを使用です。
ということで作業も終盤ですね。
さて、あとはウェザリング、デカール貼り、トップコートを残すのみ。もう一息です。