さて、旧キットのゾゴックを作ってきて初めて言いますが・・・。
このキット、めちゃくちゃパーツの合いが悪いです。
旧キットだからある程度は仕方がないとはいえ、最近のキットからすれば信じられないレベルです。
わかりますか、これ?
合わせ目じゃなくて、ほとんど段差です!
今回からこういったところを均していくわけですが、ヤスリ掛けだけでなく、プラバンを貼り付けたりして段差を調整してあげる必要があります。
全体的にこんな感じなので、ほんとうに大変そう・・・。
使うヤスリの話
ですが、手を動かな避ければ終わりは来ない。
使う工具は、デザインナイフと、180~400番くらいの荒めのヤスリです。
パーツの合いの悪さもあるんですが、このゾゴックはエポパテで強引にパーツを延長したり角度を変えていたりします。
あの凶悪な段差や、多く盛りつけたパテを削っていくには、180~400番くらいの破壊力がある番手で、一気にやった方が楽ですね。
エポパテの処理箇所は、デザインナイフで荒削りをして、180番~240番で形を出しました。
ですがそのままだと目に見えて傷だらけになってしまうので、最後に400番でヤスリを掛けて、荒い傷は消しておきます。
そうすることで、こんな感じに一気に形を出していきます。
段差の調整は、とにかく気合ですね。
必殺180番で、一気にいきます。
ただ、場所によってはプラが薄くなって破損の原因になったりもするので、注意が必要です。
ガイアノーツ 瞬間カラーパテ&瞬間接着剤硬化スプレー
で、エポパテの形状出しをしていると、必ずちょっとした隙間や傷が出てきます。
そういったときは、『ガイアノーツ 瞬間カラーパテ ブラック』と『瞬間接着剤硬化スプレー』で消していきます。
瞬間カラーパテは、どろっとした粘度のある液体で、硬化スプレーを吹きかけることで一瞬で固まります。
埋めたいところをつまようじやヘラで盛り付けて、スプレーをほんのすこし「シュ!」とかけるだけで一瞬で穴埋め、傷埋めが終了。
あとは、ヤスリを掛ければ傷は埋まっています。(埋めきれない場合はラッカーパテで後追いすることも)
プラモの傷はラッカーパテで埋めることが多いんですが、それだと埋め切れない深い傷なんていうのもあるんですよね。
カラーパテだと粘性が高いので、そういったところも平気でガンガン埋めることが出来ます。
この『パテにもなる接着剤』は、めちゃくちゃ便利なので、ちょっとプラモに手を加えてみたいな、と思っている方は持っていて損はありません。
同じような商品に、
『黒い瞬間接着剤』
『瞬間接着剤 シアノン DW』
『瞬間接着剤パテSSP』
などがあります。
1000円~1500円くらいで販売しているのでよろしければお店などで探してみてください。
作業の概要としては、
①デザインナイフと180~240番のヤスリで荒削り。
②隙間や傷はカラーパテで埋める。(あまりにも大きい穴は再びエポパテで埋める)
③形が決まって、目に見えた傷をカラーパテで埋めたら、400番で整えて終了。
こういったことを繰り返して、とにかく形を整えていきました。
ヤスリ掛けの果てに向かって
そしてヤスリを掛けた終えたパーツは、完成時に近い形になっている状態です。
しかし、パーツの合いも悪いんですが、ヒケも多い・・・!
最近ではあまり見なくなったバリもあります。普通のヤスリ掛けも、なかなか大変ですね。
現状では7割くらいまでヤスリ掛けが終わりましたが、まだまだ難所は多いです。ずっとやっていると、正直飽きてきます・・・。
なにはともあれ、これが終わると、次はサーフェイサーを吹く作業です。
塗装の下地にはとても出来るような状態ではないため、傷を見つけることを目的としたサーフェイサー。
傷チェック。いわゆる『捨てサフ』というやつです。
タイトルに「ヤスリ掛け第一段階」と書いたのは、今回は形を出すのが目的で、塗装するためのヤスリ掛けがまだ別で待ち構えているからですね。
さて、まだ先は長いですが、がんばっていきましょう。