さて、旧キットのゾゴックの制作記です。
今だから言いますが、さすがは旧キット実はめちゃくちゃパーツの合いが悪いです。
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ある程度は仕方がないとはいえ、合わせ目じゃなくて、もはや段差ですからね。
今回は、こういったところをひたすら均していきます。
まずは、プラバンを貼り付けたりして段差を調整してあげます。
全体的にこんな感じなので、ほんとうに大変そう・・・。
使うヤスリの話
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ですが、手を動かな避ければ終わりは来ない。
メインの工具は、デザインナイフと、180~400番くらいの荒めのヤスリです。
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パーツの合いの悪さもあるんですが、このゾゴックはエポパテで強引にパーツを延長したり角度を変えていたりします。
あの凶悪な段差や、多く盛りつけたパテを削っていくには、180~400番くらいの破壊力がある番手で、一気にやった方が楽ですね。
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エポパテの処理箇所は、デザインナイフで荒削りをして、180番~240番で形を出しました。
ですがそのままだと目に見えて傷だらけになってしまうので、最後に400番でヤスリを掛けて、荒い傷は消しておきます。
そうすることで、こんな感じに一気に形を出していきます。
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段差の調整は、とにかく気合ですね。
必殺180番で、一気にいきます。
ただ、場所によってはプラが薄くなって破損の原因になったりもするので、注意が必要です。
ガイアノーツ 瞬間カラーパテ&瞬間接着剤硬化スプレー
![f:id:hkn3:20201105154611j:plain f:id:hkn3:20201105154611j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hkn3/20201105/20201105154611.jpg)
で、エポパテの形状出しをしていると、必ずちょっとした隙間や傷が出てきます。
そういったときは、『ガイアノーツ 瞬間カラーパテ ブラック』と『瞬間接着剤硬化スプレー』で消していきます。
瞬間カラーパテは、どろっとした粘度のある液体で、硬化スプレーを吹きかけることで一瞬で固まります。
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埋めたいところをつまようじやヘラで盛り付けて、スプレーをほんのすこし「シュ!」とかけるだけで一瞬で穴埋め、傷埋めが終了。
あとは、ヤスリを掛ければ傷は埋まっています。(埋めきれない場合はラッカーパテで後追いすることも)
プラモの傷はラッカーパテで埋めることが多いんですが、それだと埋め切れない深い傷なんていうのもあるんですよね。
カラーパテだと粘性が高いので、そういったところも平気でガンガン埋めることが出来ます。
この『パテにもなる接着剤』は、めちゃくちゃ便利なので、ちょっとプラモに手を加えてみたいな、と思っている方は持っていて損はありません。
ヤスリ掛けの果てに向かって
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そしてヤスリを掛けた終えたパーツは、完成時に近い形になっている状態です。
しかし、パーツの合いも悪いんですが、ヒケも多い・・・!
最近ではあまり見なくなったバリもあります。普通のヤスリ掛けも、なかなか大変ですね。
現状では7割くらいまでヤスリ掛けが終わりましたが、まだまだ難所は多いです。ずっとやっていると、正直飽きてきます・・・。
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なにはともあれ、これが終わると、次はサーフェイサーを吹く作業です。
塗装の下地にはとても出来るような状態ではないため、傷を見つけることを目的としたサーフェイサー。
傷チェック。いわゆる『捨てサフ』というやつです。
今回は形を出すのが目的で、塗装するためのヤスリ掛けがまだ別で待ち構えているからですね。
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サーフェイサーを吹いて傷を確認したら、再びパテ盛り&ヤスリ掛け。
サーフェイサーを吹く。
↓
傷を見つける。
↓
傷を埋める。
↓
ヤスリを掛ける。
という作業を延々と繰り返します。
使うヤスリは600番~800番くらいですね。
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それを、自分の中で妥協できるところまで、何度も行います。
なんとか、段差だった部分や深い合わせ目も、修正することができました。
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バックパックの段差も、こんな感じです。
きちんと形が出来ると苦労が報われますね・・・。
とりあえず、ヤスリを掛けても問題ない部分は、ほぼ傷も合わせ目も無くすことが出来ました。
塗装を含めると、進捗としては6割くらいかな?
もう少しの様な、まだまだのような感じですね・・・。