今回はガンプラやキャラクターキットを作っているなら、是非持っていてほしい「関節強化ペン」をレビューしてみようと思います。
関節強化と書いてありますが、使い方としては「緩くなった関節パーツの保持力を上げる」という使い方をする方が多いと思います。
それでは使い方と商品の説明をしていきます。
関節強化ペンの使い方

関節強化ペンはよく見かけるガンダムマーカーとほとんど同じ形状をしています(上が関節強化ペン)

ただ、ペン先はガンダムマーカーとは違い、固めの繊維で出来ています。

塗布してみると、ワックスのような液体が出てきます。

最初は白いんですが、数分すると乾いて透明になります。
透明になった液体はわずかにべたつきがあり、これが関節の保持力をアップさせてくれるというわけです。

可動があるキットは、動かしていると、どうしても緩くなって保持が難しくなってきます。
キットによっては自立することも難しくなるので、飾ることを断念してしまう、なんてこともありえますね。
特にこのエントリーグレードのキットは関節の保持がプラスチック同士となっているため、非常に硬く設計されています。
下手をすると動かしたときに折れてしまうので、ガンプラの製作に慣れている方はすこし削って硬さを調整すると思うのですが、上手くいかないと関節が緩くなって保持ができなくなります。
私もEGウイングガンダムでやってしまい、バスターライフルが保持できなくなってしまいました・・・。

そこで、ポールジョイントに関節強化ペンを塗布します。
数分経って透明になったらOKです。

保持力がアップし、見事にバスターライフルを構えることができるようになりました。
思っている以上に保持力を上げてくれる印象です。
瞬間接着剤との違いは?

緩くなった関節の保持力を上げるときに、古来から伝わる方法として瞬間接着剤で軸を太らせる、というものがあります。

ただ、瞬間接着剤はプラスチックより固いため、穴がどんどん広がってまう、という欠点があります。
そのため、凸側ではなく凹側に付けるのが推奨でした。
これはこれでいいのですが、関節強化ペンは多少粘りのあるワックスのような感じなので、プラスチックを削るということがほとんどありません。
乾きがあまくてくっついてしまう、ということもありませんし、ペンで塗るだけなので簡単です。
「関節強化ペン」を使うことは、関節の保持力の問題を解決する方法として、ひとつの答えなのではないかと思います。
まとめ

関節強化ペンを使ってみての感想ですが、ガンプラやキャラクターキットをよく作る方は一本持っておくことをおススメします。
全塗装をする方は、関節を動かしたときに塗装が擦れないよう削って調整したりすることも多いです。
そのとき、不意に削りすぎたりしても これがあればすぐに保持力を上げることができます。
また、美プラはもともとの関節も細く、大型の武装を持たせることも多いです。
ポージングを取らせていると、関節もすぐプラプラになってしまうでしょう。
写真を撮るときに動かして関節がプラプラになってしまった!
って時にも、関節強化ペンをもっていれば、非常に助かります。
ここぞという時のリスクヘッジとして、一本持っていれば心強いアイテムです。
よろしれば使ってみてください。それでは。
