プラモデルの塗料・工具のメーカー、ガイアノーツから「蛍光のエナメル塗料」というものが販売されています。
蛍光塗料は昔からありましたが、エナメル系、というのはちょっとめずらしいんですよね。
「蛍光」と「エナメル」。
このふたつの特性を活かせば、制作している模型をすこし盛り上げることができます。
と、いうことで、今回は蛍光のエナメル塗料をちょっと試してみました。
エナメル塗料のことがよくわからない! という方は、こちらの記事をご覧ください。
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蛍光塗料の特徴
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こちらがガイアノーツから販売されている「蛍光エナメル塗料」です。
蛍光塗料の特性は、なんと言ってもブラックライトを当てると光る、という点ですね。
つまり、この塗料で塗装をしておくと、暗闇でブラックライトをあてて、ぼわっと光らせる演出ができることになります。
ガイアノーツの蛍光エナメルは現在5種類。
レッド・ブルー・イエロー・グリーン・ピンクが販売されています。
また、エナメル系ではありませんが、蛍光塗料を使えばビームサーベルを光らせる、なんてこともできますね。
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蛍光エナメル塗料でスミ入れをしてみる
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ここで本題です。
この蛍光塗料はエナメル系と呼ばれているものなんですが、エナメル塗料は、よく「スミ入れ」に使われます。
専用の薄め液で薄め、溝に流し込んで「影」に色を付ける手法ですね。
つまり、蛍光エナメルでスミ入れをすれば、スミ入れをした場所がブラックライトで光るようになるのでは、ということです。
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さっそくやってみます。
希釈はタミヤのエナメル塗料で行っています。
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使用するのはスジボリをしたEGνガンダム。
実際にスミ入れをしてみましたが、色は薄いものの普通に流れていきます。
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ただ、白パーツには色が入りますが、暗色のパーツには色がほとんど入りません。
すこし薄すぎたかな? と思いましたが、蛍光カラーはクリアカラーに近いため、塗料を濃くしてもそれほど大差はないように思います。
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色はほとんど見えませんが・・・ブラックライトを当てるとこの通り、きちんと光ります。
スミ入れ本来の役割、影を強調する、という役割は果たせませんが、ブラックライトをあてて光らせる、というのは成功ですね。
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全身はこんな感じになります。
ふき取りなど気を付けなければいけないことも多そうですが、狙ったことは出来そうです。
カメラアイは、ぎらっと光ってすごく印象的になりますよね。(ちなみにここは薄めずに筆で塗ってます)
蛍光エナメルのスミ入れは、キットを選ぶとは思いますが、面白い演出ができる塗料です。
よく限定品で売っているクリアカラーのキットに使えば、綺麗なガンプラが作れそうですよね。(エナメル割れの心配はありますが・・・)
ただ、ひとつ注意点として、クリアカラーのようなので、隠ぺい力はほとんどない、ということは覚えておいてください。
蛍光塗料を塗装しても下地が透けるので、普通の塗料としては使えません。
蛍光エナメル塗料、よろしければ試してみてください。
スミ入れ事体は簡単ですし、光りそうな場所だけに塗っても効果がある面白い塗料ですよ!
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