塗料・工具まとめ記事模型用筆

ガンプラ・プラモデルの筆塗りに使うおススメの筆の話

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今回は、ガンプラやプラモデルの筆塗りで使うおススメの筆の話になります。

最近はガンプラでも筆塗りが流行っていて、筆目のタッチを利用し、エアブラシでは出せない仕上がりにできることが魅力となっています。

近年は水性塗料の性能も上がっていますし、臭いを気にせずに作業できるのも特徴ですね。

また、筆を使って全塗装をしなくても細かい部分だけを筆で塗る、ということはあるので、エアブラシを持っている方にも塗装には必須となる用具となると思います。

 

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筆の種類について

基本的に、模型に使用する筆は三種類あります。

それは「平筆」「丸筆」「面相筆」の三つです。

それぞれの特徴をさらっと説明します。

平筆

広い面を均一に塗る筆。

大きな面を塗装する、と言いつつ小さい平筆なんていうのもあるので、部分塗装など、使用頻度はかなり高い。

最近は先端が斜めにカットされた平筆もあります。

丸筆

先端が丸くなった一般的な筆。

狙ったところをピンポイントで塗れるので、細かい所の塗り分けに使用します。

使用頻度も平筆と並んで高いですね。

面相筆

面相という名の通り、フィギュアの目をぬったりもする細かいところを塗る筆。

先端がめちゃくちゃ細い。デザインナイフと比べてもその細さが分かると思います。

正直、ガンプラにはあまり使いませんが、穂先が命なので値段も高めの印象ですね。

模型用のいい筆ってどんな筆?

模型用の筆は各メーカーから様々なものが発売されています。

ただ、ぶっちゃけ筆なんて模型用でなくても使えますし、値段も一本千円以上するものから、ホームセンターや100円ショップでも買えてしまいます。

基本的に、筆はいいものを使った方がいいなんて聞きますが、正直、いい筆ってなに? とも思いますよね。

模型用のいい筆 その特徴は?

で、いい筆ってなに? と言われると結構、難しい問題です。

イコールで値段が高い筆、というわけではないんですよね。

一本一万円以上の筆を使っても、劇的に筆塗りが上手くなるわけではないと思います。

 

基本的に模型メーカーから販売している筆は模型用に作れているので、模型に使いやすい作りにはなっています。

 

ただ、模型用の筆として『いい筆』というのがどういうものか考えてみると、

 

① 塗料の含みがよく、腰が強い

② 筆の穂先がばらけない

③ 溶剤に強い

 

といったところが挙げられると思います。

① 塗料の含みがよく、腰が強い

塗料の含みがいい筆は塗っていてパーツの色の乗り方が違います。

あと、筆にある程度硬さがないと、コントロールが効きづらいです。

塗っている時の感覚とマッチする、とかそんな感じでしょうか?

② 筆の先端について

先端がばらけてしまうと、塗料が思わぬところに当たって大惨事を引き起こします。

耐久力のない筆はすぐに先端がボロボロになって広がってしまいます。

ただ、先端のばらけはある程度、メンテナンスで補うことも可能です。

③ 溶剤に耐性がある

筆によっては溶剤の耐性があまりないものがあります。

模型用の筆は溶剤に浸すことを前提に作られているはずなので、模型メーカーの筆を買えば、このあたりの性能はある程度安心です。

 

ただ、模型メーカー以外の筆を開拓してみよう! という猛者には注意が必要です。

あと、100円ショップの筆を選ぶときとかですね。

写真の筆は100円ですが、私は穂先がナイロン製のものをよく選びます。

究極的には値段ではなく自分に合うかどうか?

筆もやはり道具なわけで、究極的には、自分に合うかどうか、という点が重要です。

高い筆=繊細な筆、ということも充分考えられるんですよね。

ぶっちゃけ、100円の筆でも、綺麗に塗れるモデラ―はいます。

 

ぱっと名前が挙がるのは、プロモデラーのセイラマスオさんですね。

高い筆を否定しているわけではなく、自分に合っているから、という理由で安価な筆を使っています。

これを見ると、安い筆でも自分に合った筆を探して使っている、というのが大事かと思ってしまいますよね・・・。

 

 

おススメの筆の紹介

前置きが長くなりましたが、ここからおすすめの筆を紹介しようと思います。

私はやはり、基本的には模型メーカーの筆をおススメします。

値段は500円~高くて1000ちょっとのものが多いですね。

タミヤ モデリングブラシ 各種

まずはタミヤのモデリングブラシシリーズです。

値段の幅も広く、200円前後で売っているものもありますが、個人的におススメなのが、黒い柄の転がり防止のタグが付いたタイプ。

値段も600円ちょっとで性能的にもスタンダードかと。

他にも三本セットのものがあるんですが、筆塗りを始めようと思ったとき、最初に買う時におすすめです。

クレオス Mr.ブラシ各種

タミヤの筆と比べてすこし高めなシリーズ。

軸がシリコンになっているのが特徴。

あくまで実感ですが、少し高いだけあって、筆の耐久性はタミヤのものより高い気がします。

最初のうちは、タミヤかクレオスのどちらを選んでおくのがおススメ。

スジボリ堂 エクセロン面相筆

私の作っている模型だとあまり使う機会はないんですが、面相筆としてはスジボリ堂のエクセロン面相筆がおススメです。

高価なものが多い面相筆ですが、ちょっといい物を使いたいならここから試してみては、と思います。

 

なんと、熱いお湯につけると穂先が元に戻るという、驚きの機能付き。

面相筆は本当に穂先が命なので、この機能は本当に凄いと思う。

モデルカステン チタン筆 SSDブラシ各種

ごめんなさい、これはまだ使ったことがありません。ただ、どうしても紹介したい。

なんとチタンを練り込んで耐久性を上げたという筆です。チタンとかどういうこと? という感じです。

 

筆塗りの名手、清水圭さんがプロデュースした筆です。

一本1000円以上しますが、塗料の含みも、筆の腰も、溶剤の耐性も高いのであれば、筆塗りはこれをメインとして使う可能性が十分にある筆です。

今年中にできるか分かりませんが、筆塗りで作りたいと思っている模型があるので、実際に使ったらレビューをしようと思います。

 

 

番外編 使い切りタイプの筆

塗装をしていると「あ、ここ塗るの忘れた」ってこと、よくあると思います。

そんなとき、筆を出して、塗料を出して、塗装して、筆を洗ってーという作業が、意外と面倒だったりすることがあります。

そこで使い捨ての筆があると便利です。ささっと塗って、あとはゴミ箱にぽいっと捨てられる。

 

正直、筆としての性能は高くありませんが、あればけっこう役に立ちます。

性能を許容できるなら持っておくとかなり便利です。値段も安いですし。

まとめ

今回は模型用におススメの筆について説明しました。

様々な値段帯のものがあります、結局のところ、自分に合うかどうか、ってところが重要かと思います。

そのため、最初は100円の筆でもいいかと思います。

模型メーカーの筆ってどんなもんだろ、と思ったら、タミヤの三本セットのものでも試してみましょう。

そしていろいろと実践して、自分だけのお気に入りの筆を探しましょう!

 

ただ、高い筆というのは品質的には確かなものが多いです。

高い工具というのは実際使ってみると驚く事も多いため、筆塗りをするなら使ってみることをおススメします。

それでは。