私は、塗装ブースにタミヤのペインティングブースⅡシングルファンを使用しています。
性能的にはとても満足していますが、この塗装ブースでたまに言われるのが『掃除が面倒』ということです。
今回、シングルファンを掃除しようと思ったので、その過程を紹介しようと思います。
ちなみに塗装ブースの使用頻度ですが、平均すると全塗装のHGに3週間くらいかかるので、それほど高いわけではありません。
そのため「一年に一回くらいでいいかなあ」くらいの気持ちでいたんですが、去年は掃除の機会を逃してしまったため、2年放置した状態になっています。
さすがにそろそろ掃除しないと、故障してしまう可能性もありそうですよね・・・。
シングルファンの掃除開始
塗装ブースを掃除する前に、まずは準備をしましょう。
汚れてもいい恰好でマスクは必須。
手袋もあるといいですね。
他に用意したのは、ブルーシートと大きめの袋とウェットティッシュです。
そして、プラスのドライバー(これも必須)と大きめのハケ(筆)やエアダスターもあれば便利です。
まずは排気ダクトを取り外します。
ねじで固定されているわけではないので、そのまま引き抜けばOKです。
塗料の粉塵が落ちてくるので、取り外した部品はブルーシートの上に置いておきましょう。
ダクトを外した部分もかなり汚れているんですよね・・・。
ここは電動ファンの部分なので(水洗いできないので)ウェットティッシュで拭いて綺麗にします。
まず最初は排気ファンを外します。
赤い丸で囲んだ四方のネジを抜けば簡単に外せます。
外してみると塗料の粉塵まみれになっています・・・。
金属ファンの羽の部分はハケを使い、丁寧に払い落としていきましょう。
あとはエアダスターとウェットティッシュで根気良く掃除していくとご覧の通り。
これが本来の姿です。いやはや、凄まじく汚れていましたね・・・。
しかし、塗装ブースの掃除はまだまだこれからです。
次は周囲の六つのネジを外します。(ちなみに、ファンを取り外した場所、写真の中央部分もめっちゃ汚れているのでウェットティッシュで綺麗にしています)
それと、これから外す部分はすべてプラスチックのため、水洗いをすることができます。
それと、ウェットティッシュで拭く前に、大きな袋の中である程度粉塵を払っておくと楽になります。
シングルファンの中には、思っている以上の粉塵が入っており、これくらいの量は簡単にたまります。
逆に言うと、シングルファンであっても、これくらい仕事をしてくれているんですよね。
もし塗装ブースがなかったらと思うと・・・考えたくはないですね。
次に行きます。
更にネジを外します。まずは上の三か所。
そして下の三か所です。
ここを外すとフィルターが出てくるのですが、完全に目詰まりしていました。
こんなに放っておいてゴメン。
上の方にも書きましたが、タミヤの塗装ブースはファン以外の部分はフィルターも含めて、水洗いをすることができます。
私はお風呂場のシャワーで一気に洗いました。
ただ、色の付いた水が、ざーっと流れるので要注意です。
私の場合は、風呂場が汚れるほどではありませんでしたが、いちおう自己責任でお願いします。
きちんとフィルターを乾かしたら、次は組み立て行きます。
タミヤの塗装ブースにはフィルターが四枚入っています。
フィルターは赤い丸の部分にある突起に挟めていきます。
まずは④の一番短いフィルターを内側に。
次は③のフィルターを外側にぐるっとまわして入れます。
ほんとうに挟めているだけなので簡単にずれますが、これでOKです。
カバーを設置するとき、ちょっとたわみなどを伸ばして調整してあげればいいでしょう。
①と②は更に外側の外層にいれます。
①は底に敷き、②は周囲をくるっと覆います。これでフィルターのセットは完了です。
あとはネジを外した工程を逆回転していけば掃除は完了です。
そして、タミヤ塗装ブースの清掃が完了です!
掃除をした後、起動させてみると、音も違うんですよね。これから一年よろしく!
ちなみに、今回はフィルターを水洗いして再利用していますが、そろそろ新しいものに取り換えた方がいいかな、と思っています。
フィルターも別売りで1000円ちょっとなので、簡単に用意することができます。
確かにすこし手順は踏みますが、それ以上に模型作りの助けになっているのがタミヤの塗装ブースです。
これくらいの手間なら全然問題ないと思っているのですが、いかがでしたでしょうか。