パーティングラインを処理するとき、まずはデザインナイフでカンナ掛けのようにして使うことはありませんか?
自分も後々のヤスリ掛けが楽になるので、よくやっています。
ですが、デザインナイフは刃先が細いため、すぐに刃を悪くしてしまうんですよね。
ということで今回は、専用の道具として、WAVEの「HGキサゲナイフ両刃」を購入してみたのでレビューしてみようと思います。
キサゲナイフの特徴

パーティングラインの処理をするとき、刃を立たせてカンナ掛けにように使う、というのはこんな感じの使い方です。
ヤスリ掛けの下処理のような感覚で、パーティングラインを削っていきます。

ですが、デザインナイフは元々そういう使い方に適していないので、刃がすぐダメになります。
そうでなくてもデザインナイフの刃は非常に薄いので、普通に使っていても適時な交換が推奨されています。

WAVEの「HGキサゲナイフ曲刀・両刃」は、デザインナイフと比べて厚く、刃こぼれを心配する必要ありません。
切る、という作業は出来ませんが、刃を寝かせてゲートを削って処理するくらいはできますね。

使い方は一緒で、カンナ掛けのようにしてパーツのパーティングラインを処理します。
デザインナイフとの違いは、パーツとの接地面が小さいことが挙げられます。

デザインナイフのような直刃だと、パーツの全体が削れていきます。
つまり、余計なところまで傷つけてしまう可能性があるんですよね。

接地面が小さい曲刃だと、ある程度、削れるところがコントロールできます。
パーティングラインというのは、意外といろいろな面にあります。ピンポイントで狙いたい場所にあること、けっこう多いんですよね。
削る場所のコントロールと、刃こぼれしない長く使える工具、というのが特徴です。
ただ、曲刀の場合、刃と接する場所が小さいため、デザインナイフと使用感がだいぶ違います。ここが使ってみて戸惑う点でした。
刃の角度なども重要なので、上手く扱うには多少なりと慣れが必要です。そこだけは注意ですね。
実はこのHGキサゲナイフには「両刃」と「片刃」タイプがあります。
値段は両方とも定価で1980円(税抜き)です。
本当は片刃を使ってみたかったんですが、この商品、けっこう人気があるらしく、購入しようとしたときに片刃は売り切れになっていました。
また、現在でも(2023年2月)ネット上でも品切れをしているところが多く、検索しても出てこないことが多いです。
両刃タイプが楽天で販売している・・・くらいでしょうか。
欲しい方はネットではなく模型店を探すか、再販を待つ必要がありそうです。
そのため両刃タイプを使っていますが、片刃タイプを使っている方の方が多いので、そちらの方でも特に問題はなかったんじゃないかな、と思っています。
片刃を購入することがあれば違いなどの感想を書いてみようと思います。