ツールクリーナー塗料・工具エアブラシ

ハンドピースから塗料が出ない!? ニードルが固着するなら試してほしいツールクリーナーの話

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ダブルアクションタイプのハンドピースを使っていると、塗料が出ない!? と焦ることはありませんか?

特に、久しぶりに塗装をする時に多いです。

実はこれ、ニードルが固着して動かなくなっている、という可能性が高いです。

今回は、そんな困ったとき、試してほしいものがあるので紹介しようと思います。

 

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ニードルの固着とは?

ニードルの固着とは、主にダブルアクションタイプのハンドピースに起こります。

通常であれば、トリガーを引いたとき(正確には押して引いたとき)に、先端のニードルが写真のように引っ込みます。

ですが、塗装をしてしばらく放置していると、ハンドピースの中で塗料が固まってしまい、トリガーを引いてもニードルが引っ込まなくなります。

それが、塗料が出なくなる原因です。

 

ですが、「あれ、おかしいな? きちんと使い終わった後にうがいをして洗浄したのに・・・」と思う方も多いと思います。

もちろん、ほとんどのモデラ―はハンドピースを使った後に溶剤を使って洗浄をすると思います。

塗料が固まる、というのも変な話ですよね。

解決方法

この解決方法のひとつとして、ハンドピースのうがいの時にツールクリーナーを使う、というのがあります。

洗浄なんて、普通の溶剤でいいじゃん、と思うかもしれませんが、最近の塗料は定着力が上がっているので、普通の溶剤だけでは塗料が落としきれないらしいんですよね。

 

塗料を吹き終わったら、ガラガラと薄め液でうがい洗浄すると思いますが、最後の1~2回だけでも構わないので、念入りに、ツールクリーナーでうがいをしてみましょう。

これだけで、だいぶニードルが固着して動かなくなることはなくなりました。

 

実はクレオスのHPから「ニードルがよく動かなくなります、困ってます~」という趣旨の問い合わせをしたことがあります。

その時の返答が「ツールクリーナーでよーく、うがいをしてね!」ということだったのでメーカーが推奨していると言っても過言ではないかと思います。

 

ちなみに、こちらはガイアノーツの「ツールウォッシュ」という商品です。

使い方はクレオスの「ツールクリーナー」と一緒で、こちらでも問題はありませんでした。

ただ、クレオスから販売されている超便利な「注ぎ口キャップ」は径が違うので使用することができません。その点は注意ですね。

ガイアノーツさんの注ぎ口キャップは、また専用の物が販売されています。

ツールクリーナー容器だと、一応はめることができます。

「注ぎ口キャップ」はあると洗浄に超便利なので、持っていない方はぜひ使ってみてほしいです。

それでも固着してしまう方へ

以前はニードルが固着してしまったら、固定しているネジを緩めて、ペンチで引っこ抜いていたんですが、これは推奨できません。

本当に壊れる可能性があります。

もし、ニードルが動かなくなってしまったら、カップにツールクリーナを入れて、しばらく放置すると動く可能性があります。

基本的に、ニードルは動かさないもの、と考えていた方がいいですね。

 

ただ、ツールクリーナーを使っても固着することは正直、あります。

普通の溶剤よりはだいぶマシになりましたが、洗浄が不十分だとやはり固まることも・・・。

気を付ける点としては、 

① 塗料が濃すぎる

② うがいの時間が少ない

というのがあります。

体感としては濃い目の塗料を使うとニードルが固まっていることが多いです。

また、ハンドピースのうがいは1~2分ほどが推奨されていますが、意外と1~2分って長いんですよね。

 

久しぶりに塗装をしようとしたら、ニードルが固着してめっちゃ困ってる! っていう方はぜひお試しください。

すこし臭いがきついのが欠点ですが、状況は良くなると思います。

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