今回は、ガイアノーツさんから販売されている『プレミアムレッド』を各下地で検証してみたいと思います。値段は塗料としては少し高く、税込みで880円となっています。
このプレミアムレッドは、めちゃくちゃ発色がよく、綺麗な赤になる、というのが特徴の塗料です。
ですが、その反面、隠ぺい力が少ない、という欠点もあります。
きちんと使えば普通の赤とはまた違った仕上がりにできると思うので、どんな感じなのか試してみました。
プレミアムレッドは普通の赤と何が違う?

公式サイトによると貴重な顔料を使ったプレミアムな塗料とのこと。
ちなみにこの派生としてパールを加えた「パールプレミアムレッド」という塗料や、似た名前の塗料として「プレミアムメタリックレッド深紅」というもありますが、そちらとは別物なので注意です。

ビンの底を見ればわかりますが、普通の赤(塗料)は白が底に沈んでいたりします。
ですが、プレミアムレッドには濁りが全く見えません。
底に白が沈んでいるのは隠蔽力が高めの傾向があるので、プレミアムレッドには隠ぺい力が無いというのはこういうところからも見て取れます。
いちおう、ガイアノーツさんだと、クリアカラーという分類らしいですね。
各種下地で検証

さっそく試してみます。各自下地を用意しました。
左から、白、ピンク、赤、メタリックレッドです。

実際に塗装してみたらこんな感じになりました。
ぱっと見でわかる通り、たしかに透けてる・・・!
本当にクリアカラーのようです。下地による色の差がはっきり出ています。
そして、一番左の白下地がすごく綺麗に発色しています。
白&ピンク下地の場合

比較してみます。左側が白下地です。
ぱっと見ると、あんまり大差ない様に思えますが、ピンク下地の方が若干、濃く発色しています。
ただ、ピンク下地は全然アリですね。
プレミアムレッドは綺麗に発色していると思います。
赤下地の場合

下地が赤の場合は、めちゃくちゃ濃くなります。
隠ぺい力が無いので、下地でここまで差が出るか、といういい例と言いますか。
そのまま下地の赤が透けちゃって濃くなっているんで、赤下地はちょっとやりすぎかもしれません。
とはいえ、赤にもいろいろあるので、工夫次第では面白いことができるかも?
メタリックレッドが下地の場合

下地が透けるということはキャンディ塗装もいけるんじゃない? と思ったので、メタリックレッドでも試してみました。
写真だとわかりづらいですが、キャンディ塗装のようには、なっています。
ただ、個人的にはわざわざプレミアムレッドを使ってキャンディ塗装をする必要はないかなーと思います。
最近はクリアレッドも種類があるので、普通のクリアカラーを使った方が綺麗なキャンディ塗装になると思うんですよね。
まとめ

今回はガイアノーツさんの「プレミアムレッド」をレビューしてみました。
プレミアムレッドは凄い綺麗な赤になる反面、隠ぺい力がほとんどない、というのが特徴です。
結果としてはやはり、下地の色を貫通して、影響をモロに受けるような塗料となっていました。
使用するなら、やはり白下地かピンク下地がいいですかね。
プレミアムレッドはその特性のお陰で、ちょっと扱いが難しい塗料ではあります。
完璧な下地を用意しなければいけませんし、プレミアムレッドを塗装中に、エアブラシの先端からぴっ! っと塗料が飛んで付着してもその跡が残ります。
扱うのに気を使いますが、使いこなすことができれば、今までとは少し違った赤を表現できそうなので挑戦してみたい気もします。
と、以上でガイアノーツさんのプレミアムレッドのレビューでした。
何かしらの参考になれば幸いです。それでは。