今回はHGUCグフカスタムの製作記となります。
キットの発売日は2010年11月。値段は1980円(税抜き)。
10年以上前のキットですが、これがまた名キットと言われるだけあり、作っていて楽しいキットでした。
くわしいことは以後解説しますが、今回は、グフカスタムを通常のグフカラーで作っています。
HGUCグフカスタムについて

HGUCのグフカスタムですが、これがまたすばらしい名キットです。
再現性の高さはもちろんですが、モデラ―の腕によってやれることが変わる、懐の深いキットだと思うんですね。
ぱちぱちと組んで飾ってもいいですし、綺麗に全塗装をしてもいいですし、ウェザリングをしても似合います。
汚すにしてもがっつりダメージを入れてもいいですし、足元を汚すくらいでも可。
なにがいいって、それらすべてがこのグフカスタムによく似合う!
ディティールアップも定番工作をはじめやれるところはたくさんありますからね。
キット自体としては、肩アーマーの所に合わせ目もある程度出るのですが、ちょうどチャレンジしてみるにしてはちょうどいいんじゃないかと思います。
完成品を検索すればいろんなモデラ―が、様々な作り方をされているキットだと思うはずです。
HGUCグフカスタムの製作

実際の製作ですが、通常のグフカラーとして制作しています。
余談ですが、グフって、ヒートロットの収納場所とか、腕と一体化したマシンガンの弾倉どこにあるの? とか、けっこう無茶な設定してる、なんて話を聞いたことがあります。
そんなことが頭に残っていたので「本当であればこのグフカスタムがグフとして正しい姿なんでは?」なんて思っていたんですね。それがグフの色で制作しようとして動機です。


キットを極力いじらず、丁寧に作ろう、ということを考えていましたが、どうしても肩にディティールアップをしてみたかったので、ピンバイスで穴をあけてボルトのようなパーツを埋め込んでいます(少し曲がってしまいましたが・・・)
それと、ピンバイスで各所に穴をあける、なんてことをやっています。
細めのピンバイスで穴をあけてから、すこし太めピンバイスで縁を削って角度を付けてあげると、ただ穴をあけるよりカッコよくなります。

あとは合わせ目を処理したり、スジボリの彫り直しをしたり、がメインの作業でした。


モノアイなど定番の改修箇所も今回はシールで済ませています。
使用したのはハイキューパーツさんの「円形シールXシリーズ 偏光オレンジ 」です。

角度によってはめっちゃ光を拾うんですよ。
ライフルのセンサーなんかにも使えると思います。値段も330円と安いのでおススメです。
HGCCグフカスタムの塗装・完成

こちらが武装を外したグフ形態といいますか、グフに近い状態です。

ヒートソードは発熱していない状態にしています。
赤く塗ってしまうと収納状態が再現できないのでそこが悩ましいところです。

ヒートロッド。
中にワイヤーが入っているので、ある程度、表情をつけれます。

グフカスタム形態(?)。めっちゃ左手が過剰な状態ですよね。でもカッコいい。
ただちょっとポージングが難しいですよね。
「震える山」に登場した俯瞰のイメージで飾ろうかとも考えています。ビルを制作するのは手間がかかりますが、瓦礫くらいを作ってそれっぽくと思っています。
塗装は通常のグフを参考に塗り分けています。
ただ、注意点として、メインブルーとして使用したクレオスさんのインディブルーは隠ぺい力がほとんどありません。
下地の影響がモロに出てしまうので、青色のサーフェイサーを塗って、きちんと下地を整えておく必要があります。
本塗装の時も、薄い塗料を何回か重ねて、あせらずに発色させていく必要がありますね。
まとめ

以上でHGUCグフカスタムの製作記でした。
キットは基本的に素組みで制作しています。肩を少しディテールアップして、ピンバイスで穴をあけましたが、他はパーツの彫り直しや合わせ目消しをしたくらいです。
ディテールアップした作品に憧れを持つんですが、プロモデラーの方々が、
「ストレート組みをきちんと作るのは意外に難しい」
「徹底した素組みの作品はディティールアップした作品より見栄えすることがある」
なんてことを言っていたので、今年ガンプラを作るときは「基本的なことをきちっとやる」を念頭に作ろうなんて思っています。基礎の底上げをするぞーと。
グフカスタム、本当にいいキットです。
作ったことがない方はぜひ制作してみてください! それでは!