エアブラシで塗装をしてみると、意外とやることが多くてめんどう・・・と感じる方もいると思います。
塗料を用意し、溶剤で希釈し、カップを洗い、また別の塗料を用意し、希釈し・・・と正直、大変ですよね。
少しでも楽に塗装にできれば、そんなふうに思うはずです。
ということで今回は、エアブラシ塗装の利便性をぐっと上げる持っておいた方がいい道具を紹介していこうと思います。
よろしければ参考にしてみてください。
クレオス 薄目液用注ぎキャップ3個入り
まずはクレオスさんから、薄め液用の注ぎ口キャップです。
薄め液のキャップを付け替えて使います。
先端がこんなふうに注ぎ口からずれていると閉まっている状態(キャップが汚れているのはご了承ください・・・)
先端が注ぎ口と水平になっていると開いてる状態になります。
開いている状態だと、傾けるだけで溶剤を注ぐことが可能です。
これがなければ、スポイトでちまちまと出すか、注ぎ口から、がばっと出すしかありません。
いちいちキャップをつけ外さなくても、先端をねじるだけで溶剤を出すことが出来るのは便利だと思いませんか?
タミヤ スペアボトル
よく使う塗料は、あらかじめ希釈しておくと便利です。
そのためにはスペアボトルと呼ばれるものが必要なんですが、タミヤさんのものは目盛りが付いていて希釈が非常に簡単、かつ確実に行えます。
蓋を開けると、内蓋は大体キャップとくっついているので、そのまま塗装に入れます。
しかも本体価格は90円。安価。まさに最強のスペアボトル。
タミヤのスペアボトルには大きいタイプもあり、大量に使う塗料はこちらがおススメ。値段も本体価格140円なので、決して高いものではありません。
ネックとしては、ガラスなので捨てるときにちょっと面倒というところでしょうか。
ハイキューパーツ DPボトルJPS
先端をぱちっと開いて開封ができるスペアボトル。
ハイキューパーツからはDPボトルという商品がいくつかありますが、こちらが最新の商品となっています。
先端をねじるタイプもあってそちらも便利だったのですが、現在は廃盤になっていました。
前述の通り、先端をパチっと開いて使うことができます。
以前のものと同じく、使い勝手はとてもいいです。
サイズは3種類。
セラミック製の撹拌ボールも入っており、目盛りも付いているの希釈も簡単で確実。ガラスではないので、捨てるのも容易です。
値段が200円~と少し高めなのが気にはなりますが、それに応じた活躍はしてくれます。
Mr.攪拌用メタルボール
缶スプレーを振るとカラカラと音がします。
あれは中に塗料の拡販用のボールが入っているからなんですが、それを作ることが出来るツールです。
上記のスペアボトルやDPボトルに塗料と撹拌ボールを3~4個ほど入れておくと、使う時に振るだけで、即、塗装に入れます。
スペアボトル(DPボトル)+撹拌ボール=最強、の図式です。
圧倒的時短・利便性。
ぜひやってみてください。
クレオス ネコの手持ち手棒 36本入り
塗装をするとき、パーツを挟んで保持しておくための持ち手です。
これは正直、必須級です。
パーツの保持は目玉クリップでもできますが、保持が難しい場合があるんですよね。
ワニ口クリップ式の持ち手は先が細いので、ほとんどの形状に合う持ち手になってくれます。
反対側の柄の部分も使えますし。
ネコの持ち手棒と100円ショップの目玉クリップがあれば、塗装したパーツの保持にはほとんど困らないと思います。
また、材料があれば自作することもできますよ! よろしければこちらもご覧ください。
クレオス ツールクリーナー改
塗装を楽しんでいると、ついつい掃除を怠ってしまいます。
するとどうなるか!
ハンドピースが、いつのまにか塗料でぎったぎたに汚れています。
何層にも重なった塗料はがっちがちに凝固して、薄め液ではなかなか落とすことが出来ません。
そういった時の為に、ツールクリーナーという塗料を落とす専用の洗浄液を用意しておくと便利です。普通の溶剤とは段違いの洗浄力です。
ただ臭いは普通の溶剤よりもキツイので注意。
ちなみに、ニードルが固着して塗料が出ない! ってならないよう、ハンドピースのうがい洗浄にも使えます。むしろそっちがメインかも?
クレオス エアブラシメンテナンスセット
ノズル着脱機・洗浄用筆・掃除用クロス・メンテナンスグリスの四点がセットになった品。
ダブルアクション性のハンドピースを使っていると、レバーの引きが悪くなっていきます。
グリスを塗れば解決するよ、とあるんですが、ちょうどいいグリスなどどこに売っているのか!
はい、こちらをお使いください、という感じですね。
とは言いつつも、実は一番使用頻度が高いのは洗浄用の筆です。
「うがい」だけではカップの奥の塗料が取りきれないことがありますが、この筆は腰が強く、洗浄に適しています。
ノズルの脱着機も場合によっては必要となりますし、1000円くらいなので持っておいた方がいいと思います。
キムワイプ
こだわりたい方へ! というアイテムですね。
カップに残った塗料や溶剤をふき取るとき、普通のティッシュを使用する方、ちょっと待った!
実はそのティッシュ、ちょっとした曲者です。
普通のティッシュは小さなケバが発生するので、そのせいでカップの中がホコリまみれになってしまうことがあります。
そのまま塗装をすると、きちんとホコリ対策をしたはずなのに、塗装面にホコリが付いていることがあるんですよね。
ですが、このキムワイプはそいったケバが全く出ない。まさにエアブラシに使用するために生まれてきた工業用品です。
まあ、ぶっちゃけそこまで気にする必要はないかな、とも思うんですが(おい)塗装内容によっては用意しておいた方がいいと思います。
例えばパール塗装やキャンディ塗装をするときですね。
繊細な塗装をするときは、きっと力になってくれます。
実は、ハンドピースの清掃はこれじゃないとダメ、という方もいるくらいですね。
タミヤ モデルクリーニングブラシ
塗装をするまえ、パーツをささっと払えば、ホコリが付く確率がぐっと減ります。
その時に使う筆はこのモデルクリーニングブラシがおススメです。
理由は静電気を除去してくれるからです。
また、知らない方も結構いるんですが、写真のように柄の後ろ側が外れて、小さいブラシがついています。
大きいハケの方では取りずらいホコリを落とすことも可能です。
パーツのホコリ落としはこれ一本で充分ですね。
ちなみに完成品やフィギュアのホコリを払うのにも使えるので、そういった意味でも持っていて損の無い道具でもあります。
最後に
今回紹介しているものは、すべて私が使用して「これは便利! 使える!」と感じているものばかりです。
エアブラシで塗装をしていると、道具を変えるだけでずっと作業が楽になります。
エアブラシの塗装に役に立つ道具はまだまだありそうなので、今後、「これはいいな!」と感じたものがあれば追加をしていくかもしれません。(いろいろ試してみたいんですよね)
以上で、エアブラシ塗装で絶対に便利な工具まとめでした。
どれも高いものではないので、ぜひ試してみてくださいね。