模型の話

ガンプラのパチ組み、仮組み、素組みの違いって? 

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ガンプラには、パチ組み、仮組み、素組み、と言われる状態があります。

これって似ているので、どういう状態のことを指すか迷ったりしませんか?

理由は後述しますが、実はハッキリとした定義は無い、と思っています。

ですが、とりあえずキットの状態をその三つにわけることは可能です。

今回はこの三つの状態をさらっと解説してみようと思います。

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パチ組み

パチ組みとは、ニッパーでパーツを切り取って、そのまま組み上げた状態のことを言います。

ぱちぱち切って組み立てる、だから「パチ組み」ですね。

一つの模型を長く作っていると、気分転換に別のキットを作りたくなってパチ組みだけする、なんてことがよくあります。

何気に、パチ組みが終わったキットはそのまま箱の中にずっとしまわれていたりしますね・・・。

仮組み

「仮組み」はその名の通り、仮に組み上げてみた状態のことです。

キットの様子、状態を確認するために組んだことを「仮組み」と言います。

 

そのため、けっこう仮組みと呼べる状態の範囲は広めです。

写真のように、キットに違う武器をもたせてみようと試行錯誤して、とりあえずくっつけたものも「仮組み」。

ディティールアップしたキットを一度組み立ててみるのも、様子を見るので「仮組み」。

また、サーフェイサーを吹いた状態で組み立ててみるのもまた「仮組み」と呼べます。

 

また、スケールモデルなんかでは接着剤を使いますので、マスキングテープなどで仮止めして組み立てた状態のことも「仮組み」といいます。 

スケールモデルではパーツがきちっとはまらない、ということがすることが普通にあるので、様子を見るために組んでみる「仮組み」はけっこう重要ですね。

素組み

キットをストレートに組み立てた状態のこと「素組み」といいます。

たとえ全塗装をしていても、キットにほとんど手を加えていなければ素組みと呼ばれます。

色はアレンジしたけど、キット自体は素組みです、みたいに紹介されたりしますね。

 

キット自体には大幅な改修を加えないんですが、合わせ目くらいは消しても「素組み」と言っていいんじゃないでしょうか?

最近ではそのまま組み立ててもカッコいいキットが多いので、素組みのまま仕上げることも多いですね。

まとめ

まとめますと、

ニッパーでぱちぱちと、そのまま組み上げたものを「パチ組み」。

様子を見るために組み上げたものを「仮組み」。

キットをほとんどいじらず、そのまま完成させたものを「素組み」。

と、いう感じです。

 

で、最初に書いた、なんでこの三つにはハッキリした定義がないか、という話なんですが・・・。

この三つの状態は、けっこう混同されて使われたりします。

それがいけないということは無くて、キットの状態はけっこう主観にも寄るので、定義が曖昧になってしまうと思うんですよね。

 

パチ組みとはいえ、合わせ目の個所を確認する意味なら、仮組みとも呼べます。

ゲート処理をして組み上げたものを、パチ組みと呼ぶのか素組みと呼ぶのかは微妙なところです。

パチ組みの状態でも、モデラ―によっては完成とすることがあります。ですので、素組み状態とも言えるんですよね。

 

この三つは一概には切り分けられない部分があります。

まあそれでも、いちおうある程度は分類ができるよ、という、今回はそんな豆知識的な話でした。

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