ガンプラにアクセントとして貼られているコーションデカール。
上手に貼ると機械感が増して作品を際立たせてくれます。
ただ、厄介なことに、コーションにはきちんと『意味』があります。
そのため、ある程度は法則性に沿って貼る必要性があるんですよね。
今回はそんなコーションデカールの意味や貼る位置について考えてみようと思います。
コーションってどんな意味?

コーションというのは「注意書き」という意味です。
コーションデカールというのは、整備士などの注意を促す文字、が印刷されたデカールです。
実は、この小さい文字にはきちんと意味があるんですね。
もともとは戦闘機などに書かれていあり、実際の機体にも見られたりします。
ガンプラに貼るコーションデカールも「もしMSが実在したら?」という仮説のもとに貼りつける、というのがある程度は正しいと思います。
ある程度、というのは、ガンダムのMSは実在しないため、本当の正解というのは存在しないからです。
コーションデカールはどこに貼るのが正解?
と、いうことで、実際にコーションデカールを貼る位置について、ここになら貼ってもおかしくないんじゃない? と思われる場所を紹介します。
何度も言いますが、ガンプラ(MS)はあくまで空想上の存在です。
あくまで、注意を促す場所、ということをキーワードに、私がよく貼っている場所になりますのでご了承ください。
バーニアの周辺

まずはバーニアなどの周辺です。
このあたりは強烈な熱源が発生する場所ですので、定期的な整備などが必要になると思われます。
RGやMGのガンプラにも、よくバーニアの周囲にデカールを貼る指示があったりします。
バーニアの付いている上部とか、そういったところに貼ってあることが多いですね。
コクピットなどの開きそうな場所

可動がある場所にもおそらく整備が必要な個所なので、注意書きがあってもいいと思われます。
たとえばコクピットの周りとかですね。
また、可動があって開く場所には整備が必要な個所あると思われるので、注意書きがあってもおかしくありません。
ここ、開きそうなだな、と思ったところに貼ってみましょう
装甲の継ぎ目

装甲の継ぎ目に当たる部分もコーションデカールを貼ってもいいと思います。
現実の機械でも、ドライバーでネジを外してカバーを取ると、中から機械が露出します。
なら、カバーの部分に「ここは開くよ」や「踏むな」というような注意書きがしてあってもおかしくありません。
機械的な意味がありそうな場所

なんか抽象的ですが、機械的に意味がありそうな場所の近く、というのを探して貼っています。
たとえば、グフカスタムにはヒートワイヤーが射出する部分が腕についています。
使用するとメンテナンスが必要になると思われるので、コーションデカールを貼り付けました。
ディティールアップした箇所の近く

ディティールアップした箇所の付近は、機械的に意味がありそうになっていることが多いです。
このグフカスタムでいうと、穴をあけた付近にコーションデカールを貼っています。
ちょっと話はズレますが、ただ穴をあけただけも、機械感というのは増しますのでおススメです。
コーションデカールのおススメは?
コーションデカールにはたくさん種類があるので、いろいろと試してみて自分の作風に合ったもの選ぶのがいいと思いますが、個人的に特にお勧めしできるものがふたつあります。
コーションの意味を調べながら貼れる ハイキューパーツのRBコーションデカール

まずはハイキューパーツさんのRBコーションデカールです。
コーションには注意という意味があると書きましたが、ぶっちゃけ、コーションの意味を全部理解している人はまれだと思います。
見ても、ほとんど意味が分からないですよね。

ですが、なんとこの「RBコーションデカール」公式サイトでコーションの意味を説明しております。
これがあれば、意味から逆算して貼る、ということが可能になります。
私も読んんでみて、ああ、そういう意味だったんだぁ・・・と思うことも・・・。
注意書きの意味が分からないと、あれ? こんなところにこの注意書きっておかしくない? なんてことも起こります(ほとんど方は気にしないかもしれませんが)
コーションのカラーバリエーションも豊富ですし、貼る場所を迷う方はこちらを参考にしてはいかがでしょうか?
ページ下部からダウンロードもできます。
雰囲気重視で貼れる スジボリ堂 ロボデカール

もうひとつがスジボリ堂さんから販売されているロボデカールです(ちょっと使った跡があるのはご勘弁を)

こちらはですね、普通のコーションデカールよりもすこし小さいんですよね。
つまり、文字がほとんど見えません(笑)
コーションの意味を読む、というのは至難の技です。
コーションの意味を深く考えず、雰囲気で貼っていっても、貼る位置さえ問題なければそれっぽく決まるんですよね。
余談ですが、HGのガンプラに、文字が読めるコーションは大きすぎるのでは? という話もあります。
ガンダムのMSってもともとは18メートルクラスの機体です。
注意書きは整備士などに分かればいいので、文字自体はそれほど大きくないことが考えられます。
それがHGの15㎝ほどのサイズに縮小されると、注意書きなんてほとんど見えなくなってしまうのではないかと思うんですよね。
私は割とこの説に納得感を持っているので、コーションデカールは文字の意味とか考えずに雰囲気で貼れるロボデカールはかなり重宝しています。
ただ、このロボデカール、なぜかAmazonなどの有名なサイトで売っていません。
DMMホビーサイトだと購入できます。
あとはスジボリ堂さんの公式ページなどでも販売しているます。
興味がある方はチェックしてみてください。
まとめ

今回はコーションデカールの貼る位置を紹介しました。
基本的にガンダムのMSは実在しないため、確実な正解というのはありませんが、注意書きという意味があるため、それに沿った貼り方をしてくと大きな間違いはありません。
ですが、模型的な難しさと言いますか、コーションデカールを間違いない場所に貼っても、かっこよくなるとは限りらないんですよね。
全体に貼りまくって、コーションが悪目立ちして良くないと思うんですよね。
ガンプラはあくまで仮想の存在なので、ある程度はルールに乗っ取り、全体を見つつ、アクセントとして貼っていくと効果が上がると思います。
私の場合は、ちょっとアクセント程度に貼ることにしています。あえて貼らないように作る、なんてこともありますね。
正直、デカール貼りはなかなか難しいところがありますが、自分の作品をカッコよくする、ちょっとしたヒントになれば幸いです。それでは。