塗装・工作スジ彫り

ガンプラにアクセントを追加! マイナスモールドの彫り方!【簡単だけど難しい】

今回はスジボリの一種として「マイナスモールド」を彫ってみようと思います。

ガンプラには、ディティールアップとして『マイナスモールド』が彫られていることがあります。

その名の通り『-』の形をしたモールドですね。

これ、綺麗に彫るのは結構難しいんです。

ですが、工具と手順さえあれば、作業自体は割と簡単にできるんですよね。

では、さっそくマイナスモールドを彫ってみましょう!

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用意する物

用意する物はまず小さめの彫刻刀です。

今回は、ウェーブさんの「HG 細幅彫刻刀 平刀」を使用します。

重要なのは彫刻刀の『幅』です。

この『幅』が=で『マイナスモールドの縦幅』になります。

ウェーブさんのHG細幅彫刻刀(平)は、1.0 1.6 2.0 2.4 3.0 3.5mmのサイズがラインナップされています。

 

次はスジボリ堂さんの「BMCタガネ」です。

通常のスジボリはかなり細めの物を使うんですが、マイナスモールドの場合は、ちょっと太めの物を選びましょう。

このタガネの太さが『マイナスモールドの横幅』になります。

今回は使用するのは、彫刻刀のサイズが2.0mm。タガネは0.6サイズになります。

彫りたいマイナスモールドに応じて、彫刻刀やタガネを選びましょう。

マイナスモールドの彫り方

ますはマイナスモールドを入れたい場所に下書きをしておきましょう。

イメージをつかむためにも、下書きは重要です。

次は、モールドを彫る場所に彫刻刀をグイっと押し付けます。

そして次は、反対側から彫刻刀を差し込みます。

『V』の字を作るようなイメージするとやりやすいですね。

すると、当然ですが彫刻刀の幅の溝ができます。

このままでもいい感じには見えますが、タガネで彫り込んで、溝を整えてあげると完成です!

作業自体は、たったこれだけですね。

マイナスモールドのディティール彫りは、この通り、作業自体は単純です。

ですが実際にやってみると、端がガタついていたり、底が均等になっていなかったりと、単純な割に難しいというのがわかると思います。

もし失敗した場合は、瞬間接着剤パテで埋めてしまえばOKです。

ただ、素材が変わってしまうため、同じところに彫り直す、ということは難しいですね。

スジボリと同じように、マイナスモールドを彫るのは難しいので、鍛錬あるのみです。

マイナスモールドの応用

マイナスモールドはそのままでも十分、ディテールアップの効果があります。

ですが、彫り込んだモールドにプラバンを貼り込んだり、ラピーテープを貼ったりして、更に情報量を増すことができます。

写真は、彫り込んだマイナスモールドに100円ショップで買ったラピーテープを貼ってみました。

 

通常のスジボリの端に、ちょっとアクセントとして追加してもいいですね。

マイナスモールドは、太さや幅を変えても、なにかと応用が利きます。

実際にやってみると、線を彫るだけがスジボリ、ディティールアップではないんだな、と感じます。

 

また、入手困難なタガネが手に入らない場合は、スジボリカーバイトでも代用ができます。(持ち手が別に必要なので注意)

作業自体は簡単なので、ぜひやってみてください。

上手なマイナスモールドを彫れるように、なんども挑戦しましょう!

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